その4。

お題:ポルトガル船初来航や維新から話は始まるのだ(^.^;ヾ

          巨大黄色玉
            ↑これがウワサの“巨大黄色玉” 

気が付いたらかなり遠回りはしたものの、ホテルのものすごく近くに到着。
まだ3時すぎなので、ホテルには戻らずに昨日はもう閉まっていた四海楼
1階のお土産売り場へ行こう、という事になった。
路面電車の線路を横切り、少し行った所にかなりどっしりとした年代物の
建物があり「長崎市べっ甲工芸館」という看板が出ていた。ここは旧長崎
税関下り松派出所の建物(国の重要文化財指定)を半解体修理してつい最近
開館したばかりらしい。建物自体の歴史も展示があったが、何しろ凝った
細工のべっ甲がスゴイ。いや~~高そう。。と思ってしまう俗物の私達で
ありました(^-^;;
もう少し横に進むとこれまたどっしりとしたレトロな建物が。。ここは
「旧香港上海銀行長崎支店記念館」。折角だから入ろうと一歩建物に踏み
込むと、天井が高くひろ~いフロアに、磨きこまれてピカピカななが~い
カウンターがぐるりと設置されている。いかにも“古き良き時代の。。”
という雰囲気の所に、ちんまりと2人、受付のおね~さんが座っていた。
建物は3階建。長崎~上海航路の事、長崎港の事等々。往時、長崎~上海
間は26時間で、パスポートも要らなかったし、東京へ行くより近かったん
だって。華やかかりし頃の上海バンドを長崎の人は歩いていたのかも。 
ふむふむ。2階にあった喫茶室はつい最近営業を止めてしまった様子。
残念。。なんて言ってる余裕なく、見ているうちに閉館時間が迫ってた。
ここもべっ甲工芸館も入館料¥100。これは安いと思う。

四海楼1階のお土産屋さんを徘徊。箱が大きいので悩んだが、明太子味
のポテトチップスを2人で買ってしまう。いきなり大荷物(^.^;;
しょうがないので一回ホテルの部屋に荷物を置きに戻る。さ~てこれか
らどうしよう?お腹メーターはまだ50%しか空いてないという感じ(^-^;
今朝、港の方に降りる前に、ホテル裏手の道をしばらく行き、えらい
長い階段を登ってみたらオランダ坂の端っこに当たった。そこに「東山
手13番館」という名前のカフェの看板が出ていた。旧イギリス大使館?
ふ~ん。。と思いつつそのまま坂を降りていったら、タクシーの運ちゃ
んが「もっと上の方が綺麗だよ~!」と窓を開けてにこにこ言ってたの
を思い出した。で、今度は坂側から登って、「東山手13番館」に入る。
古めかしい建物には鬱蒼とした庭があり、中もなんだかかなり暗い。
愛想は悪くないが、ちょっとこだわりの人っぽいマスターが一人、小さ
な店内にはカウンターに数席、机席が3つ?くらい。
もらったメニュー見て、ちょっとびっくり!かなり高いのだ。普通の
珈琲・紅茶は¥1300~1500くらいから。確かに入り口の看板に「学生
お断り」みたいな事が書いてあったけど、確かにこれじゃ学生さんに
は驚愕の金額だろう。ところが酔狂な私達の事、折角入ったし、ここ
の建物の維持費もあるんだろう、って事で¥1800のトラジャ・コーヒー
とデザート(カステラ¥200、ざぼん漬け¥200)を頼む。
マスターのコーヒーを入れる技術はかなりのモノで(友人が喫茶店を
開いたので、そこで技術的なモノは見慣れてるのだ。自分じゃ出来な
いけど。笑)馥郁とした香りの芳醇なトラジャを、大変レトロな店内
をいただく。うま~(*^-^*) マスターの珈琲の薀蓄に聞き入りつつ、
ふむふむ言っていたら煎茶を一杯ご馳走になった。これも美味(^-^* 
焼き物の事、レコードプレーヤーの事。。マスターの薀蓄は尽きる事
なし(^.^; 長崎の人の話は、何故だかとても昔から始まる。。
ポルトガル船初来航だとか、明治維新は長崎からとか。。。話を聞き
ながら、ああそう言えば歴史の授業で習ったなぁ。。とぼ~んやりと
思い出す。。(^-^;; それなりに満足して外に出ると、外は薄暮。
オランダ坂を登る。街には灯りがつきつつあり、高台から見る長崎の
夜景はそれなりに綺麗。

ここでSが赤い「ち」という文字が入ったビルを発見。あれ何だろう?
という事になった。「そういえばホテルの窓から青い「ち」がついた
ビルが見えるよ」と私が思い出す。ナゾがナゾを呼ぶ「ち」ビル。。?
そんなこと言いつつさくさく歩き、東山手の街並み保存地区を横切り
ホテル下に出る。もうかなりいい時間になっていたので、夕食どうし
よう?という事になる。兎に角中華街まで行けばどうにかなるかな?
って事で、てくてく歩く。中華街で角煮まんとかあったらいいなぁ~
と思ったけど、めぼしい物は入手出来ず。で、懲りもせず、またもや
「あのぶたまんを食べよう!」という事で、銅座の桃太呂目指して歩
くことにした(^-^;; 今度はぶたまん1人前と餃子2人前をゲット。
またもや歩いてホテルに戻る。

流石に良く歩いたので、足がへろへろ。くたくただ。しばらくだらだ
らした後、南アフリカの某市のペンギン騒ぎのTVを見つつ、ぶたま
んと餃子を食べる。今度はお店の人がつけてくれた小パックの酢醤油
をつけて食べてみた。更にうまうま(*^O^*) 
餃子も小さめだけど餡がジューシー。さっぱりしててぺろり!と食べ
られてしまった(^-^;;

とうとう明日は帰らねばならない。夜発つ便なのでほぼ一日余裕はあ
るのだけど、天気予報では明日は雨、しかもかなりの高確率に一日雨
だ、と言っている。あうう(T-T)
晴れなくてもいいけど、大雨ではありませんように!と祈りつつ眠り
についたのだった。             その5。に続く。  

       nagasaki dennki kid…                


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